人生の先輩から教わること
こんにちは
デイサービスの看護師てん天です
介護施設で働いていると
ご利用者様から
ご自分の生い立ちや若かりし頃の思い出を
お聞きすることがあります
てん天にはおじいちゃんおばあちゃんが
いません
物心ついた頃にはすでに亡くなっていたので
あまり記憶がないんです
なので
生の声で自分が知らない昔の話しを聞けるって
貴重だなーと思います
ご利用者様の中には
戦時中や戦後の話しをしてくださる方も
多いんです
実際に体験した昔の話は
鮮明に覚えており
事細かに伝えてくれます
いまでは想像できないような環境の中を
生き抜いてこられた方の話しは
すごく心が揺さぶられ
色んな感情がわいてきます
今年戦後78年
戦時中の話しを
体験した方から聞くことは
今後減ってきてしまいますよね
学校では
戦争をテーマとした題材を学習する時があります
てん天は
「ちいちゃんのかげおくり」や
「木琴」が
すごく印象にのこっています
てん天の子どもたちが
学校の授業で戦時中のことに触れて
その内容を話してくれる時に
てん天はご利用者様から聞いた
戦時中の話しをします
そうするとちょうど学習している内容と
イメージがつきやすく
興味を持って話しを聞いてくれます
こうやって戦争を体験した方の話しを
次の世代さらに次の世代と繋いでいく
ただ難しいと思うのは
そんな話を聞いて
子どもたちのトラウマになってしまわないかということです
これはてん天も子どもの頃
ある戦争番組を見て衝撃を受けて
いまだにその映像がフラッシュバックして
恐怖を感じるからです
なので話しをするときは
慎重にしなければと気を付けています
それでも知らないよりは知っていた方がいいと思うから伝えます
この仕事をしなければ
自分が住んでいる地域が当時どうだったか
どんな暮らしをしていたのかなんて
知ろうとしなかったと思いますし
子どもたちに伝えることもできなかった
そう思うと
人生の先輩たちからお聞きする話しを
受け止めて
繋いでいく
これもてん天ができることのひとつなんだなと
感じています