看護師VS介護士
こんにちは
デイサービスで看護師をしているてん天です
一緒に働いている介護士さん達と話していた時
「前に働いていた時の看護師が上から目線でさー」
「わかるわかる、施設の看護師って偉そうなんだよねー」
と言っていました
(ちなみにこの後、ここは介護も看護もリハも仲良しだから
いい職場だよね!という話しをしています)
そういえば
てん天と同じような介護施設で働いてる看護師の友達は
「看護師1人だから肩身がせまい」
「お願いしても適当だし、しゃべってばっかりで・・」
なんて言っていました
介護の現場はチームで働いているのでギスギスしているのは
雰囲気が悪くなり働きづらいですよね
職種が違いますから
それぞれ視点でみるとぶつかることもあるかもしれません
そんな時も良好な関係で意見が言い合えるといいですよね
てん天も以前、特養やグループホームで働いていて
看護師VS介護士の不穏な空気を経験したことがあります(;´Д`)
実際介護現場で看護師と介護士が険悪ムードな職場もよく聞きます
今日はその理由について発信します
看護師が介護士より偉いと思っている
てん天が特養で働いていた時
看護師の部屋(詰所)があったのですが
看護師は出勤したら
各ユニットをラウンドして申し送りを受けて
そのあとは基本その詰所にこもっていました
働きだしたころの話しです
先輩看護師が電話を受けているとき
「じゃぁ水分飲ませてクーリングしておいて」
「受診するほどでもないでしょ、様子みててよ」
と対応していました
体調不良者がいると
「てん天さんちょっと様子見てきて」と言って
その先輩は動きません
その椅子とお尻くっついちゃったんですか"(-""-)"?って言いたくなるぐらい
そこから動きません・・・
午後は特殊浴の入浴介助があり、看護師も一緒に介助していました
が、そこでもその先輩看護師は「私の仕事は処置」と言わんばかりに
処置以外のことはしていませんでした
案の定、介護士さん達から苦情がきまして
そのうち異動になっていきました・・
この看護師は介護士より私のほうが偉いという見下した態度をとっていますよね
このような態度ではいい関係性になるはずがありません
看護師からの指摘や助言が受け入れられない
介護士さんが感染対策で間違ったやり方をして指摘された時に
「医者でもないのに偉そうに指示してきて気分が悪い」
「自分はやらないくせに口ばっかり」
と言っていました
看護師としては
正しい技術を身につけてほしい
自分を守るため、他のご利用者様を守るためでもあるから
指摘し助言したと思います
医療や看護の観点で伝えるのも看護師の役割だと思うのですが
それを「上から目線」「偉そう」と感じてしまうことはあるようです
看護と介護の視点による対立
先にも述べたように、職種が違うと
それぞれの見方も変わってきます
役割が違いますから
看護師の視点で見た時と、介護士の視点で見た時は
優先順位が変わってきたり介助方法などが変わったりして
ぶつかることもあります
以前先輩看護師に
(上に書いた偉そうな看護師とは別の先輩です(^▽^;))
「看護師ってどうしても疾患からその人を見ようとしてしまう
介護士さんはその人の生き方や全体像から見ようとしているんだよ」
と言われたことがあり、はっとした経験があります
確かにてん天は
「このご利用者様の病名は○○だから~」
「既往に○○あるから~」
と病気から関連付けて考えることが多かったことに気づかされました
看護師の視点が間違っている!いや介護士さんの視点が間違っている!と
意見がぶつかったまんまでいると、どんどん対立してしまいます
まとめ
施設で働くようになって
看護師と介護士さんがぶつかる場面に出会って
自分の役割や振る舞いについて考えてきました
やはり雰囲気がよくない職場では働くことが苦痛になってしまうので
良い関係が築けるように努力したいと思いました
初めて施設看護師として働いた特養では
まったく動かない先輩看護師を反面教師として(笑)
積極的にユニットに行き、介護士さんと一緒に動きました
そうすることで、処置の時に手を借りれたり
一緒にオムツ交換や移乗をすることで
業務もスムーズになりました
もちろん入浴介助の時も処置以外のこともやるようにしました
ある日
急遽介護士さんの人手がなくなってしまったときに
1ユニット任されて介護士さんの仕事をしたことがあります
任せてもらえたこと
介護士さん達に受け入れてもらえているようでとても嬉しかったことを覚えています
多職種との連携をとるということは
お互いがお互いの立場を尊重したうえに成り立つことだと思います
意見を出し合っても
お互いが理解しようとしなければ対立するだけです
どちらが上どちらが下ではなく対等な立場なのですから
それぞれが尊敬の気持ちを込めて接するということが大事になってきます
そうしたところから
ご利用者様により良い介護が提供できるようになっていくと
日々の仕事で感じています